よもやま【イジーリーーーーオカーーーーダーーーーー!!】

彼を知らない者はいない。彼を知る者は、彼が物まね芸人であることを知らない。ただのエロお笑い芸人と思っているのだろう。

彼は物まねが本職であり、レロレロするだけが芸ではない。しかし、最近はとんと見なくなってしまったなぁ。どこで何をしているのやら。まぁPTAがやかましいから出てこれんのだろうな。

ではここで、イジリー岡田と並ぶ偉人変人の話をしよう。

彼の名は・・・仮にイジリー良太郎としておこうか。
彼は、ある晩、下腹部にひどくなつかしい感触を感じた。手で触れてみると、粘りッ気がある。
彼ははたと気がつく。精子だ。まぎれもないスペルマだ。俺は夢精をしてしまったのだ。

この歳で夢精をするのは、はっきりいって稀だ。
しかし、現に彼は夢精をしてしまった。

とまあここまではいいだろう。「この歳で」とは言ったものの、私も実はあるのだから。しかも自慰行為をした晩にだ。だからなんら驚くべきことではない。問題はつぎだ。

彼はその後すぐに、パンツをごしごし洗面所で洗い、再び寝床についた。
それから、どれくい時間が経ったであろうか。
再び、下腹部に何かを感じる。今度は、前回とは何かが違う。温かい?

ま、まさかしょんべんか!?

彼は目を疑った。目を疑っている最中にも漏れ出す黄金水。彼は必至に尿道を閉じる。
半分くらい漏れ出たところで、なんとかダム全壊は防いだようだ。しかし被害は相当なもの。

さてどうしたものか。パンツはなんとかなるにしても、シーツがどうしたものか。
これはどこの国の地図だ。
いっそ水でもぶちまけてごまかしてしまおうか。
そんなよからぬことが頭をよぎる。

しかたない、自白しよう。
お母さん僕やっちゃいました。

                  おわり

この物語はフィクションのようなレロレロです。