生活【意志の及ばぬところ】

就活を終えて、早半年が経つ。世間は再び就活の時期に突入しようとしている。いや、もうしてるのか。忙しないったりゃありゃしない。


この半年間、別段何かに打ち込んだわけでもなく、ただただ“なんとなく”過ごしてきたわけである。するべきことは山ほどあるのだが、やらねば死ぬというほどのモノでもないのでやる気がでない。朝起きれない。そんな、廃人生活を展開してきたわけだ。


正午過ぎに携帯電話から聞き飽きたメロディーが流れてきた。ディスプレイを見ると「○州銀行」とある。寝起きバレバレの低いトーンではあるが、仕方なしで電話に出る。


人事の方からであったが、開口一番「テンション低いなぁ!」って。すいません、寝起きなもんで。で用件は何ですか?「唐突で悪いのだが、12月1日にある毎○ナビエキスポに出てくれないか」って。おいおい、なにやら面倒くさい雰囲気プンプンするぞと。


その日はゼミがあるので「何時くらいまであるんですか?」と質問すると、間髪入れず「終日」って。ふぅ、これは断れる雰囲気はないっすわ。「もちろん出てくれるよね?」って追い討ちですかアナタ。「頑張ります!」っておれ。はぁ、このキャラクターに育てあげた自分を恨みつつも、成長するいい機会だと捉える努力型ポジティブのおれもいるわけで(人はそれを“無理やり型”と言ふ)。


まぁやるしかないっすわ。おれが何もしなくとも、周りがそうはさせてくれないようですね。いい星のもとに生まれてきましたどうも。今まで、あんまり他人の“期待”に応えてこなかったわけですが(人はそれを“甘え”や“逃げ”と言ふ)、それも今後は無理でしょうな。いい機会ですわまったく。


ということで、ゼミ休みます。おそらく発表日とかぶるからどうしたもんかやな。いや、その前に前回の発表から手付かずの卒論にそろそろ取りかからなあかんやろ!そう自分でも思います。


甘えは許されない。脱皮をせねばなるまいて。


K・A・K・U・G・O